「スマホ de チェキ」から「チェキ ネオクラシック」に買い替えた理由
「instax mini 90 チェキ ネオクラシック」を購入しました。
チェキはタイプがいろいろとあるのですが、2重露光やバルブ撮影をやってみたかったのと、フラッシュの発光禁止ができるので instax mini 90 に決めました。
“スマホ de チェキ”を使っていて感じた違和感
2年ほど前にスマホからチェキにプリントできる「“スマホ de チェキ”instax SHARE SP-1」を購入しました。
人からは「邪道だ」と言われたりもしたもんですが、その当時は焼き増ししてプレゼントできたりデジタル一眼で撮った写真をプリントできたりして便利に使っていました。
でも気づいてしまったのです。
あれから全くプリントしてないってことを。
その時にまとめて買ったフィルムの有効期限が来月に迫っているということを。
“スマホ de チェキ”はスマホやデジタル一眼で撮った写真をスマホからプリントできるんですが、出来上がったプリントを見て「がっかり」することが多かったんです。
仕上がりはチェキらしいコントラストや色合いですごくかわいい。
でもスマホやデジタル一眼で撮った元の写真を知ってるからきれいにプリントされてない様に感じてしまうんです。
(これはあえてチェキらしさを出すために画像処理しているらしいです)
「スマホやデジタル一眼で撮った写真の良さ」と「チェキの良さ」が私にはうまくマッチしなかったんだと思います。
チェキの良さって?
「チェキの良さ」ってなんでしょう。
それは撮った時にどんな写真が出来上がるのか分からないドキドキ感と、2度と同じものは撮れない世界でたった1枚の写真になるというところではないでしょうか。
“スマホ de チェキ”の「プリントしたい写真を選ぶ」「何枚でも同じ写真をプリントできる」というメリットが「チェキの良さ」を否定している気がしました。
もちろん“スマホ de チェキ”にも良いところはたくさんあります。イラストや好きな有名人の画像をチェキにプリントしたりするのは楽しいです。
「撮影する」という行為の楽しさ
そしてもう1つの「チェキの良さ」である写真を撮る楽しさ。
「instax mini 90 チェキ ネオクラシック」を購入して、「写真を撮る」という事がこんなにも楽しいんだと気づかされました。
これは何回でも撮りなおせるデジタルカメラとは違う楽しさです。
どういう写真を撮ろうかと被写体に向かって真剣に考えて、そのためにどういう設定にしようかと試行錯誤して、思いを込めてシャッターを切る。
出てきた写真は思う通りじゃなくてもそれがまた面白い効果を生み出して、世界でたった1枚の写真が誕生する。
こんな体験がチェキを使えばできてしまいます。
手軽に始められるのに奥が深いです。
それぞれの「良さ」がある
“スマホ de チェキ”を買ってから2年、やっと本当の意味でチェキの楽しさが分かった気がします。
“スマホ de チェキ”とカメラの"チェキ"は一見似ているようで全く別の方向を向いた製品なんですね。
それぞれの「良さ」には違いがあったんです。
instax mini 90 を買ったからこそ“スマホ de チェキ”の良さも理解できました。
その上で、私が思う「チェキの良さ」を満たしてくれる instax mini 90 のほうを私は使いたいと思います。
さてと、次は何を撮ろうかなぁ。